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Lee Heum: Homecoming Exhibition [Real Abstraction]
2015年4月3日 – 2015年4月23日 · SOOHOH GALLERY
![Lee Heum: Homecoming Exhibition [Real Abstraction]](/images/exhibitions/iheum-gwigukjeon-real-abstraction/hero-2b5fc2-550.webp)
イフム作家は今回の展示を通じて、これまで描き続けてきたリアルで愛らしいキャンディやケーキのようなイメージを土台に、抽象的な美を表現した。表現された対象は、特定のイメージを想起させることのない、偶然性の強いランダムな模様に過ぎない。ただしそれらは、キャンバスの上でではなく、コンピュータープログラムによって生み出された形態を見て描いたものである。今回の作業を通じて作家は、キャンバスの上での即興的な結果だけが抽象画であるという発想よりも、作品が持つ美的イメージは、指先で表現される以前にすでに作家の観念の中に存在しており、ただそれを表現しているに過ぎないということを語ろうとしている。そのため一部の作品には、写実表現(Realism)と抽象表現(Abstraction)を組み合わせた造語であるReal Abstractionというタイトルを付けた。プログラムを用いて形を作る際には、徹底して感性のみに頼り、作家が主観的に魅力を感じる形態と色合いを持つ形象を作り出す。その後キャンバスに描いていく段階では、緻密に計算された色合いと描写を土台に、キャンバスの上に抽象画を描いていく。作家は「抽象画を描く」という言葉に興味を覚える。従来の抽象の手法のように、偶然的な効果を排除したまま、まだ頭の中で具体化されてはいないものの美的感性を感じる形象を、あらかじめコンピューターで具現化し、それを見て表現しているに過ぎないからだろう。これは、人工的な機械化プロセスと、人間が実現する絵画の過程とが矛盾しながら並置される点において、美の基準を興味深く問い直させる。一度考えてみたことがあるだろうか。私たちはすでに人工的な感受性に深く同化しているということを。目に見える大半の美的基準は、人工的な何かである。今回の展示で用いられたイメージの主な素材は、作家がこれまで手がけてきたキャンディのイメージを歪めることで、新たな美的形態を実現しようとしたものである。